トレスってなんの役に立つの?

お手本のイラストを上からなぞる「トレス」。
デジ絵ならではの練習法ですよね。
でも、ただなぞるだけなのに、なんの練習になるの?
て思って、しばらく遠ざかってました…

最初にトレスしようと思ったきっかけは、CLIP STUDIO PAINTで線があまりに描けない時のこと。
上手なお手本の線をなぞれば、きっとわたしも上達するはず!
そう思ってはじめたのですね。

その時の記事はこちら↓
線画が苦手な私がやってる練習といえば、

そして、その結果がこの記事↓
苦手な線画の練習を始めて2か月

結局、全然上達した実感がなく、残ったのは絵を描く習慣だけという… で、トレスはやめたっ、となりました。
まあ、その後模写やオリジナルで描いてるうちに、線画はちょっとはマシになってきたけど。
繰り返し練習するしかないんですね、線が上手に描けるようになるには。

さて、やめてしまったトレスだけど、最近また始めてます。
PCで(つまり、CLIP STUDIO PAINTで)描く暇が少ないので、iPadでもいいから練習しようってことで。

でも、iPadでできることって限られるんですよね。
わたし的に最強のお絵かきアプリprocreateを使ってるんだけど、CLIP STUDIO PAINTやPhotoshopやIllustratorには遠く及ばないです。
そこで、一番気楽にできるのがトレスだったということなのです。

いろいろ描いてるうちに、自分の苦手な部分がわらわら出てきて、それって、お手本をなぞって身体で覚えてしまえ〜 っていうことで、トレスは最適なのです。
学ぶ=真似るって言いますもんね♪

たとえば… 下のお手本、わたしが苦手にしてるパーツがたくさん!

20130528_1

▶右手のグーの形
左手の指と指の間
右足のくるぶしのでこぼこ
エプロンのフリル(いろんな角度から描くのダメダメ)
シーツとか枕とか衣服とか、しわの付け方
髪の束のメリハリ(太いのと細いの)

…etc
って感じできりがないのな。
こういうのって、何度もなぞって覚えるのがいいなって。

あと、トレスって、模写や自分で描くのに比べて、ダントツに早いペースでできるから、いろんなお手本に触れることができて、勉強になるね。それで得たことを、自分で描くときにフィードバックできれば、いいんじゃないかなあ。

それから、飽きっぽいわたしみたいなダメダメな人限定だけど、イラスト描く習慣が途切れないための手段っていうかな。
これ、簡単なのだと、10分もあればできる練習だから、やる気がなくてもできます。

そして、トレスを終える頃には側坐核がやる気を出していて、本来のイラスト練習を始めることができる、みたいな?

側坐核ってなに? って人は↓の記事どぞ
側坐核×行動=やる気∞

ということで、トレスは、

1. 多くの作例を真似て勉強する
2. イラスト練習前のウォーミングアップ代わり

ってことで、わたしは活用してます。
でも、やっぱりトレスより模写、模写より自分で描いたほうが楽しいよね〜

 


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