【五島】福江島を自転車で1周してみた 1/2

長崎県の五島列島にポタリング行ってきた。
まだ早春の3月。涼しくてちょうどいい季節かなぁ、なんて期待して。
いくつかの島を巡ったけど、福江島で1周にトライしてきました。

事前に考えてたルートだと、距離は100km。
福江港を起点に、時計回りに回ってみます。
装備はシクロクロスでフラットペダル。
距離的には1日で十分だけど、寄り道したいところたくさんあったので、2日に分けてみた。

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朝7時、福江港近くのホテルで起床。
雲は多めだけど、日差しが強いよりは走りやすいかな?
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スタート地点の福江港。
ここ福江島が舞台の「ばらかもん」のパネルがあります。
とくに聖地巡礼ってほどじゃないけど、気になるところは見ていきたいなあって。
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0800AM、ちょっと肌寒いけれど、出発ー!
住宅街はものの5分で途切れて、振り返ると港と、福江の街並みが。
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道の両側には畑が広がって、緩やかな登りくだりを繰り返す2車線の道。
車も少なくて、のどかな田園風景が広がるのです。
時々薫る牛の匂いは五島牛かな?
うちの近所と同じ匂いで親近感(^^)

海からはちょっと離れてるけど、麦畑越しに見える水面がとても癒されるね。
菜の花もきれいだなー
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時々現れる小さな集落は、1日の始まりが感じられて、でもゆっくりな時間が流れてるのです。
そういえば、福江の郊外からそうなんだけど、道行く人と挨拶を交わします。

大浜の集落を抜けると、島1周のメインルートの一つ、r49に突き当たり。
ここを左折して、富江の街を目指します。
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ここまでは、アップダウンの少ないウォーミングアップ。
でもここからはこの島特有の登り下りが始まるのです。
自動車学校を右手に眺めながら、緩い坂道で小手調べ。
ちょっと登っただけでも、振り返るとこの景色。
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途中何箇所かトンネルがあるんだけど、広めの歩道がきちんと整備されてるのです。
福江〜富江は交通量も多いから、これは助かるね。
実際、地元のおじいちゃんがチャリに乗って、富江方面へ向かってたし。
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富江は、たしか「ばらかもん」の舞台の中心地。
雰囲気だけでも味わいたいので、ちょっと時間を取ってます。
坂を下りきったら富江の中心街だ!
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「ばらかもん」読んでいて、印象に残ったエピソードに、半田先生が石垣作りを手伝うってのがあるんだけど、ここ富江にはそれっぽい石垣がたくさん。
それも年季が入ったものばかり。
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海沿いだから、風も強いだろうし、石垣が発達したのかな?
農村暮らしの自分にとっては、港町独特の街並みも合わせて、珍しいです。

石垣の多くは黒っぽくて、荒々しい雰囲気のものが多いんだけど、富江陣屋跡の石垣は整ったもの。
歴史を感じる場所なんだけど、猫さんがウロウロ。私はほのぼの(^^)
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さて、富江を出発しまーす。
と、そのまえに食糧の補給。
私は街の中心部、国道沿いの弁当屋で調達。
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小さなお店で、開店間もない時間だけど、近所の人がぞくぞくやってくるお弁当屋さん。
お客のおばあちゃんが「卵焼きはまだできてないの?」とか尋ねてる。
そして、店員さんが出してくる、そんなお店。
お寿司買ったけど、美味しかったっです。

ここからはR384をひたすら進みます。
郊外に出てしまう直前、RICというコンピニが道沿いにあるので、食べ物の補給はここがおすすめ。
国道沿いに関しては、約40km先の道の駅まで、数店の食堂以外、食糧補給地点は見つけられなかったのね。

黒瀬という集落のバス停。
私好みなので、写真に収めて、ちょっと気合い入れ直すの。
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向こうに見える山々を次々越えて、折り返し地点の大宝を目指します。
ここからは車の往来もぐんと減って… どれくらい減るかというと、大宝までの道のりで出会った車は5台。
しかも、山菜採りの軽とパトカーを除くと、3台ぽっち。

最初に「島特有の登り下り」って書いたけど、海岸沿いの集落を結ぶ道は、決して海岸沿いに敷かれてるわけじゃないんですよね。
集落と集落の間は断崖絶壁で、道は仕方なく山中を辿ってるのです。

人家など皆無の道のりだけど、所々に人の手が加えられた痕跡が。
打ち捨てられた石垣を見ると、ここは畑だったのだろうか?と思ってみたり。
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登ったり降りたりを繰り返していくうちに、最初は余裕だと思ってたのに、途中からばててしまって… この区間だけは時々押し歩きに。
関東平野住まいの軟弱者だから、やっぱり勝手が違う。

そんな自分的に厳しい道のりの中間に琴石という集落があります。
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知ってる人はしっている、「ばらかもん」に登場する「琴石なる」の琴石はここからだね。
ちなみに「なる」は奈留島からきてると思う。
(↓新上五島〜福江島のフェリーから見えた奈留島)
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「ようこそ」って歓迎されてるけど、普通の集落。
そして、パスは1日3本。
実に静かなところだと思ってたら、チビっこいわんこが追いかけてきて、飼い主さんに羽交い締めにされて怒られた。
びっくりさせてゴメンなさい(´A`*)

集落を出るとすぐに登り。
うんざりしつつも、また来ることがあるかわからないこの村の景色を振り返る。
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このあたり、ほとんど山の中ばかり走っていて、ぜんぜん爽快じゃない。
でも、鳥の声すら時々しか聞こえない静寂の中を、黙々とペダルを回している時間は、普段の生活からはかけ離れた至福の時。
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これがあるから、自転車旅はいいのよねえー
そんなことを思いつつ走っていると、最後の下り、そして折り返し地点の大宝の三叉路に到着!
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1周ルートは右へ。
また、100m先に駐車スペースとトイレもあるので、チェックポイントね。

私はこの日、左に進路をとって、大瀬崎の灯台へひと登り、玉之浦という集落にお泊まりです。
ということで、続きは明日の朝っす(^^)
今日は天気がイマイチだったから、明日は晴れて欲しいな☆

つづき:【五島】福江島を自転車で1周してみた 2/2

 

 

 


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