前記事と時を同じくしての記事。
親戚一同の集まりに出かけた時、以前から気になってたお宿に泊まったので、その記録。
目的地は奈良県橿原市。
でも、ますは秋葉原に寄り道だぞ☆
AKB48 CAFE&SHOP AKIHABARA
CAFEは20人ぐらい並んでるかな??
私の用があるのはSHOPエリア。ちびっ子におみやげを買うのだ。
私は2Dこそ最近少しは知るようになったけど、アイドルとか3Dのことは全然知らないし、ただの買い物なのになんだか緊張します。すごーいアウェイ感みたいな。
お客さんは大きなお兄さんが多いのかな?? とか想像しつつ入店〜
あ… 家族連れとかカップルとか、客層っていろいろなんだなぁ。休日のSAみたい。
なんか想像と違ってた。もっとコアなファンが多いと思ってたから。
でも、レジまで30人ぐらい並んでるしw
レジの女の子大変そうだ… それをまず思った。時給コンビニの倍でいいよね。
そんな寄り道終えて、新幹線で名古屋まで。
近鉄に乗り換えて夕方になって橿原市の大和八木駅に到着!
移動中ずっとiPadでデッサンの練習してたから思ったより短かく感じたな。
目的のお宿は南口から歩いて3分ぐらいなんだけど…
まずは駅を出て…
なんじゃこの埴輪みたいなの?!
2人は観光用のキャラクターらしいけど、ゆるキャラに対する強い反骨心を感じるな。
せんとくん(←なつかし もさりげなく寝てるしw
お宿はこの建物の南側を東に向かって歩き、信号を渡って1分ほど。
半九旅館という屋号なのです。
なんかね、昔の街道沿いにある旅籠みたいでしょう。
創業は江戸末期なのです。
そんな話を4代目の女将さんである昔おねえさんから聴きます。
女将さんていうより、ふつうに宿屋のおばちゃんですが。世話好きで話し好きのよくいるね。
靴を脱いで、奥の階段から客間へと上がっていくのです。
広さは6畳ですが、なんか広く感じるな。
こざっぱりして、気持ちいいですね。
荷物の整理をしていると、おねえさんがやってきて、宿帳に記載してくださいとバインダーを持ってきました。
おお!? 縦書きか! と妙なところに感動する私です。
このあと食事の約束があるのですが、混まないうちにお風呂に入ることにします。
トイレとお風呂は共同なので、一旦廊下に出て、さっき上ってきた階段とは反対側の階段を下ります。
中廊下がまたなんと表現すればいいのか… いい雰囲気です。
自分に表現の才がないのが惜しいね。
ちなみに両側に客室があります。
こういう宿に泊まると、なにか書けば絵になりそうなんだけど…
温泉宿で滞在して執筆してた昔の作家とかみたいな…
でも、そんな才能のないダメダメな私は、iPadでお絵描きしてました。
ぜんぜん雰囲気ぶちこわしw
この日は6部屋中(多分)、4部屋お客さんいたと思います。
ネットでも情報はないし、そもそも電話予約だけなのに、知ってる人は知ってるんだなあと。
常連さんが多いのかな。たしかに居心地よいしね。
翌朝、館内の写真を撮らせてもらいつつ、おねえさんに宿の面白いお話をいろいろ聞かせてもらえました。
まずこの旅館、やはり見る目のある人には目を付けられたらしく、昔NHKのドラマで撮影されたそうです。三浦友和さんとか、田中邦衛さんとか、1日がかりで撮影だったとか。
「天空に夢輝き ~手塚治虫の夏休み~」という。うーん、観たことない。
なんでも、玄関から上る階段が気に入ったらしくて、数ある歴史建造物からここが一番だ! となったらしい。たしかに、外観だけだと、奈良にはこれぐらい雰囲気ある建物はわらわらありそうだし。
ちなみに登場するのは、小上がりの手前に三浦さんが立ってて、階段から下りてくる田中さんと会話するシーン。3〜4分だそうです。
ただ、その当時でも、玄関のガラス戸は時代設定に合わないとかで、撮影スタッフが不思議な道具であっという間に昔風のガラスにしたとか。
そこはさすがにプロですね。
エフェクトでなんとかしようとか考えない… まあ、実写だからか。
さらに、撮影中は宿の前の道路に砂を撒いて、未舗装みたくして、これも手塚少年の時代に合わせたとか。3〜4分の撮影でスムーズにいっても、丸1日かかるのですね〜
それから、この小上がりに振り子時計がかけられているけど、これが1時間ごとに鐘(っていうの?)がなります。たしか夜中の0時から朝の6時はならなかったと思う。
で、この振り子のカチコチ時を刻む音が、あるとき泊まった外国人のお客さんにとって気味が悪かったそうで、止めてくれといわれたそうです。
私は(2階の)部屋にいても聴こえなかったけど、人によってはだめなのかなあ、振り子の音。
そんな感じで、興味深い話を聞かせてもらって、とても面白かった半九旅館(はんく、と読みます。半九郎が短くなったらしい。郎かな?朗かな?漢字訊けばよかった…)、また近くに来たら泊まろう。
大和八木は駅そばに大きな駐車場もあるので、都会の割に車にも優しいですし。
ところで、宿では素泊まりしかないので、夕食朝食は外で食べるんだけど、夕食は駅近くに多くの飲み屋さんがあって、安くて美味しくて、それにオサレなとこも多いです。
(最近飲酒運転に厳しくなって、駅近い店が増えたらしい)
…なるほど〜
大きな駅なんですが、やっぱり奈良も車社会なんですね。
ふつう、チェーン店は駅前より、幹線道路沿いにあるものです。
というわけで、駅高架下のちょっとそれまちぽい喫茶店へ。
(こういう感じの喫茶店が駅周辺に5件ぐらい見つけた)
ホットドッグじゃなくて、ソーセージロール。甘めのパンにソーセージ・きゅうり・ケチャップ。この組み合わせ初めてだけど美味しいね。
飲み物とゆで卵とセットで¥420。
メイドさんがね、いかにもラノベに出てきそう的メイドさんじゃなくて、街の喫茶店のメイドさんって感じでよいと思うよ。自然で。
どうでもいいけど、メイド喫茶ってなんなんでしょうね? 不自然にもほどがあるぞw
カツスパゲティが気になる…
イタリアンスパゲティの上にトンカツを載せてるんだって。
イタリアンって、ナポリタンと同じこと??
とりあえず、釧路のスパカツとはちょっと違うみたい。
てか、ふつうのイタリアンスパゲティにプラス¥100でトンカツサービスって、安くね?
また来た時の宿題にしておきましょう。
そんなわけで、短いながら、長年の疑問が解けて満足したお休みでした。