グリッドは線の位置を決めるためのGPS

絵を描くのにグリッド(格子みたいなの)は邪魔じゃんか!大嫌い!!
ということを昔に書いたと思うけど、それは地図無しで旅に出るようなものだね。

過去記事:グリッドを表示して描くと、私はだめなようです

最近見つけたプロのイラストレーターのインタビューで、こんなことが言われてありました。
(なお、かなり端折ってるので、本家インタビューはこちらであります。)

▶対象物の形を把握するためには、位置情報を的確に収集することが大事。
▶画家がペン越しに対象物を見ているのは位置情報の収集のため。
▶すなわちグリッッドの代わりにペンで位置を測っている。

ペン越しに… はこういうシチュエーションね
20140222_1

…格好つけてるわけじゃなかったんだ

さらに、デッサンにおけるグリッドの役割について、こう続けています。

▶形を把握するプロセス=対象物の各パーツの位置情報を測り、座標を出すこと。
▶各座標を繋げれば、対象物のコピーを描くことができる。
▶デッサンが狂う理由は、座標算出の失敗にある。
▶そんな大事な座標を出すためにグリッドを使うのだ。

この辺りまでは、ああなるほど、うすうす分かってたけど…
でも、グリッドってなんだか性格に合わないんだよなって思いつつ。
でも、次の言葉で目を覚まさせられるのだ

▶やみくもにただ線を引いたからといって、絵が上達するわけではない。
▶線を引くことにしても、「位置情報を測るため」等、目的が必要。
▶目的を持って線を引くこと=絵を描くこと。
▶目的なく引かれた線は、何本引こうとも無駄である。

うわぁー
みみに痛いわ
これ自分のことじゃんかww

よく、ラフはまあまあの見栄えなんだけど、ペン入れするとなんか下手に見えるっていわれるけど、あれは試行錯誤してたくさん引いた線が、適当なものだから、ペン入れで選ぶのも適当になってることなんだな。

ラフでたくさん引いた線から最適な線を選べっていうけれど、ラフの段階で線の重要性を考えず、「ま、ペン入れで選ぶからOK」って思ってるからダメダメなんだー
めっちゃ反省 (>_<)!

そんなことで、グリッドをきちんと活用していこうと思いました☆
イラストって奥が深いね、ほんとに

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。