明日からクリスマス休暇で、年明けまで更新はお休みします〜
今年来てくださった皆さん、ありがとうございます。
さて、今年最後の記事は、エルフェンリート(原作)の人気キャラクターであるナナのこと。
!手足切断などのシーンがあるので、この先閲覧注意なのです!
まず、エルフェンリートとはアニメ化もされている漫画で…
あらすじ書くのって難しいのな。Wikiの丸写しは長いし。
出だしは、こんなお話かな。
エルフェンリートはグロだグロだといわれるけど、まあ実際にグロいけど、「差別され続けた者の苦悩」が底流にあり、そのテーマのせいで読んでいてとても鬱になります。グロい描写が気にならないぐらいに。
絵が萌え絵ってのは結構ハードル高いかも。私も昔はこういう絵柄は苦手だったから、鬱な話って聞かなかったら読まなかったと思います。でも絵柄が苦手でも、読んだり見たりすると共感できる作品多いです。そのうちに、萌え絵にも耐性ができてきて…
(その後、萌え絵もいいなと思えるようになり、おかげでボカロにも興味を持てたという。昔の私なら、あのツインテールのネギ娘は単なる萌えキャラのひとつで興味の対象外。なにがきっかけで趣味が広がるか分からないですね )
さて、作中のヒロインはルーシーなんだろうけど、これから紹介するナナは、似たような境遇にもかかわらず、性格や考え方がルーシーと違ってとてもポジティブ。つらい展開が続く中で、とても救われる存在なのです。
そこで、全12巻、前から順に、ナナの魅力を感じられるシーンをセリフとともにご紹介です。
まずは最も有名なこのシーンから。
1. こんなの 全然痛くないもん!!
[EL 15. 救軍:2巻 p135]
鎌倉に降り立ったナナ、あっさりルーシーを見つけますが、いきなり戦闘に。最初は有利に戦いを進めるものの、運悪く居合わせた少女をかばってしまい、ルーシーに右足をちぎられてしまいます。いたぶるルーシーを相手にけなげにも言い放つ彼女ですが…
これはナナの決めゼリフかな(全巻通じて、3回出てきます)?
彼女の負けん気の強さがよく現れているセリフです。
でも、このセリフを言うと、その後フルボッコにされるのがお決まりなので、「おいw フラグたてんなww」と突っ込みたくなる
このシーンの後では、残りの手足も全部切断されてしまい、大惨事に。
今じゃ四肢切断後の展開を知ってるから、平気で読めるけど、初めて読んだ時は何でここまで痛めつけられなくちゃならんのだっ! と、あまりの残酷さに気持ちが悪く…
2. きっと ほめてもらえるとおもったから…
[EL 16.そして少女は死んだ:2巻 p155]
四肢を切断されて瀕死のナナ。そこへ「パパ」が助けにきます。その時のナナの「パパ」へのセリフ。
どんなにつらくても、彼女には「パパ」がいるからやっていける。
ナナはほんとにけなげなあ…
3. あっ!! スポーン!(擬音)
[EL 40. 別離:5巻 p24]
ルーシーにフルボッコにされたものの、義肢を作ってもらい復活したナナ。
えらく元気で、ルーシーと再戦するとか息巻いてます。
元気というかアホの子というか、「アホの子」も彼女の魅力ですね。
しかし、研究所の上層部からは、ナナを殺処分しろという命令が出ており…
4. あはは あははっ
[EL 40. 別離:5巻 p29]
健康診断の注射と称して殺されようとしていることも知らずに、屈託なく笑うナナ。
注射を怖がっているということを「パパ」に悟られないようにする気遣いが、またけなげで心打たれます。
生まれてこのかた、虐げ続けられてきたのになぜここまでできる?
そう思わずにはいられないシーン。
でも、彼女は気付いていたのでした。本能的に。
自分が殺されようとしていることを。
麻酔薬でもうろうとする意識の中で、「パパ」にかけた最後の言葉。
全巻通じてここは読み進めるのが非常につらい箇所の一つです。
なぜ、こんなにいい子が、こんなにもひどい目にあわなければいけないのか??
6. あっ!! スポーン(擬音)(2回目)
[EL 42. 共闘の兆し:5巻 p78]
と思ってたら、生きてたー٩(◜ᴗ◝ )۶
よかったよー!! ナナ!!
じつは「パパ」はナナを殺す気はなく、秘密裏に彼女を脱出させたのでした。
ところが一難さってまた一難。漂着した鎌倉の海岸で、坂東という男にいちゃもんをつけられます(というかいきなり銃撃される)。
彼もまたルーシーにフルボッコにされた一人であり、ナナの角を見て、ルーシーの仲間と勘違いして攻撃してきたのです。
まあ、その後てんやわんやで、誤解も解け、お互いの共通の敵がルーシーだということも判明して、めでたく終わると思いきや…
ナナの差し伸べた義手がスポーンと。作者このシーン好きなんだろうなあ、と勝手に想像。
ナナにボケ担当という新しい役割が与えられた瞬間です。
7. 私と友達になって欲しいんだけどなー…
[EL 45. かくれんぼ:5巻 p130]
坂東との誤解が解けたとはいえ、見知らぬ土地で知り合いも無し。
お金は「パパ」が数百万円持たせてくれたけど、お金といえば500円玉しか知らないナナ、お腹をすかせて鎌倉の町をさまよい歩きます。
蔵間さん… お金の使い方を教えないって、詰めが甘いぞ!
そこで出会った一人の少女。
彼女こそ、ルーシーとの戦いの際に運悪く居合わせた少女で(ナナは気付いてない様子だが)、二人はすぐに打ち解けます。
そして出会って数十分でナナは彼女に「友達になって欲しい」と。
こういうことを躊躇せずにスパッと言えるところがナナらしいところ。
自分なんかどうせ嫌われ者だし…
裏切られるかもしれないし…
嫌われ者の自分と友達になったら迷惑かな…
なんて事を考えない。このストレートさがナナの強みかな。
ずっと研究所で育って、外の世界で差別を受けるというつらい経験が少ないから、ためらい無く言えるのかもしれないけれど、やはりとてつもない素直な性格の表れかなぁ。
8. でも反撃してこないってわかってる人と今さら戦えないし…
[EL 48.パニック・イン・楓荘:5巻 p185]
少女が住む楓荘という元料亭に、仇敵ルーシーも住んでいると知ったナナ。
しかし、そこにいたルーシーは、凶暴さのかけらも無い別人格の「にゅう」。
最初は怒りに任せて、無抵抗の「にゅう」をぶっ飛ばすものの、これじゃあルーシーを倒したことにならないと悶々としています。
この優しさが戦いにおいて、時々彼女の命取りになるのですが。
それにしても、ひどい仕打ちを受け続けながら、なぜこのような判断のできる子に育ったのか…
まあ、その疑問は難しいので考えないとして、ともかくこの辺りから、ナナは人間側とディクロニウス側をつなぐ重要なキャラクターになっていきます。
9. この世界に… こんなに素敵な生活があっただなんて…
[EL 54. 砂上の楼閣:6巻 p100]
楓荘に居候することになったナナ。
初めて経験するふつうの生活にふと漏らす思いです。
食事といえば、家畜に与えるような扱いで、お風呂など入れるわけもなく、鎖に繋がれたままホースで水をかけられるだけ。そんなひどい生活しか知らなかった彼女だから、それだけにこの平穏な生活にも深く考えてしまうのです。
こういう思いは、私には未経験です。
病気で長く入院しても、退院した直後は似たような思いを抱いても、やがて忘れてしまったし。
でも、広い世の中、ナナと同じように感じている人はいるはずですよね。
つらさや幸せの尺度は、客観的には測れないから、人それぞれだけど。
10. きっとなかよくできるよ!!
[EL 66. 人類の滅亡:7巻 p115]
「パパ」が実の娘でありディクロニウスでもあるマリコを殺そうとしている場面でのセリフ。
もちろん、マリコはルーシー以上に危険な存在なので躊躇する余地はないのだけど。
人間とうまくやっているナナは希有な存在で、そんなことはナナ自身も分かっているはず。
それでも、こんなことを言うのは、同じ境遇の仲間を思いやる優しさゆえなのです。
しかし、この優しさがたたって、このあと大変なことになります。
でも、どっちの道を選んでも、それぞれにつらいことが待ち受けている。
エルフェンリートはそれが繰り返されて、読むのが非常に重いですね。
11. マリコちゃんは… こんなにおいしいものも知らずに死んじゃったんだなあ…
[EL 71. 明日への希望:7巻 p208-9]
結局マリコは殺されてしまい…
ナナが楓荘に戻ると、お風呂がわいていて、晩ご飯が用意されていて、ほつれた服が直されていて…
初めて食べるそうめんは美味しいんだけど、湧き出てくるのはまったく別の感情。
「この世界にはすてきなことがいっぱいあるのに… 辛くて悲しい時間だけを過ごして…」に続くモノローグ。同じ研究所で、同じひどい仕打ちを受けてきて、自分は今おいしいそうめんを食べているのに、彼女はこんな美味しいものがあることも知らずにひどい死に方をしてしまった。
ナナの優しさに心打たれますが、読んでてつらいシーン…
アニメ版だとそうめんシーンは最終話に来ますね。
マリコが死んだ設定は同じだけど、「パパ」こと蔵間がマリコと一緒に爆死したと思われること、それからルーシーが自ら楓荘を去ったこと、この2つの設定も加えられていています。
12. でも… 本当は知ってるんだ
[EL 72. アンナ:8巻 p25]
楓荘での平穏な生活。
ルーシー(にゅう)も普通の少女として事件はなにも起こりません。
でも、彼女は知ってます。この生活が長く続かないことを。
エルフェンリートでは登場人物全員が、それぞれの事情を抱えて必死に生きてます。
ナナも、もちろんそうなのですが、時々第3者的(ナレーター的)な視点の発言をします。
自分の心の声だけど、それが同時に真実でもある… 物語が終末に向かう中で、彼女の新しい役割がそこに見える気がします。
13. ナナは負けないんだ ナナはがんばる!!
[EL 85. FAMILY:10巻 p150]
楓荘のみんな(ここは未成年しか住んでいない)には受け入れられているナナ。でも周りの大人の中には表面上は受け入れても、内心は逆ってことはあります。
ある母親は、ナナのことを「いつ人を殺すか分からない」危険な人物だと自分の娘に言って、ナナを楓荘から追い出そうとします。
母親の気持ちも一理ありますよね。年長者から見れば、経験の浅い子供のすること、危なっかしいことばかり。それを軌道修正させるのが親の役割でもあるからってことで。
自分で書いておきながらだけど、「一理ある」ってなんだかうさん臭いなあ。この一言でいかにも正しいように見せるのが、事なかれ主義の臭いがぷんぷんします。いわゆる大人の対応って感じの。
それを偶然立ち聞きしてしまったナナ。
ルーシーなら恨みと怒りで皆殺しってとこでしょうが、彼女はやっぱり自分たち(ディクロニウス)に居場所は無いとやりきれなくなります。
それでもくじけないナナ。応援するしかない!
14. ナナにもお手伝いできることない〜〜〜!?
[EL 85. FAMILY:10巻 p151]
ドア一枚隔てて、あんなことを聞いてしまった後なのに…
この子ときたら… 。:゚(。ノω\。)゚・。 ・゜・
15. ナナの命はパパのために使うってずっと前から決めてるから…
[EL 88. 記憶と銃声:11巻 p38]
愛する人とか支えたい人がいることって、ほんとに強いです。
ナナ死なないで〜
16. でも… パパの前では泣いてもいいよね?
[最終話 . 大団円:12巻 p181]
すべてに決着がついたあとの一場面。
つらいことばかりだったナナにも、本当の平穏な生活、信頼できる仲間が手に入った。
いままで決して弱音を吐かなかった彼女だけど…
というのはお決まりのボケで、「パパ」は生きてますからっw
最後の最後でまたやってくれたナナでした!
ナナは出番はそこそこあるのに、いつもひどい目にあって、累計出血量は半端なく、もうやめてあげて!! って感じなんだけど、最後に幸せをつかめてほんとよかったー
運の良さもあるけど、ベクター封じという特殊能力もあって命拾いしてるので、アホの子な一面もそなえつつ、じつはハイスペックなディクロニウスだったのかも。
以上で「ナナが好きになるシーン16選」でした。
ナナ好きの人しか分からないですよね… そんな人に届けば嬉しいですけど。
でもここ基本DTV(映像編集)のブログだから、見つけてもらえないかもw
それはさておき、作画の変化にびっくりです。ナナこんなに可愛かったけ?
上にスクロールして最初の腕チョンパされたイラストと見比べると一目瞭然。
原作は作画の変化も楽しみかたの一つですね。
この記事が100アクセスあったら、今度は「エルフェンリートのルーシーが嫌いになるシーン16選」やってみようかしら。
ナナの恋人のマユの記事が先にできました。
そして、こちらがルーシーの記事できてます。
熊熊的热忱,凭着切实有用的知识与坚忍不拔,是最常造就成功的品性。
こんばんは、コメントthxです!
私も一つだけ、
・ナナの好物→おにぎり、アイスクリーム、鳩サブレー
ひどい目ばかりに遭ってるのに、元気で明るくて一生懸命なナナのことは大好きですよ。これで生き残らなかったら、怒ってDVDと漫画をブックオフに売るかも
ナナについて調べてみました
・年齢は6~8歳と思われる
・大人しい性格の為研究所では他のディクロニウスより過酷な実験を受けていた
・連載中の勢いでたまたま生まれたキャラクターで本来は17話で退場予定だった
・作中に登場したディクロニウスの中で唯一最後まで生き残る(ナナ以外全滅)
・キャラクターの人気投票では常に上位