冬は空気が澄んで都内からでもよく見える富士山。静岡県の駅からはけっこう見えるのだけど、そのうちお気に入りの3つを訪ねてきました。

まず、冬によく見えるといっても、条件が悪いと霞んでよく見えないのです。
富士山がきれいに見える条件はこんなところ

1. 夜に雨が降る
2. 夜に強風が吹く
3. 朝の気温が低い（といっても静岡だからせいぜい0℃）
4. 快晴

そんななかで、1, 3, 4の条件が揃ったのでお出かけしてきました。

1つ目はJR御殿場線の富士岡駅。
駅のホームからはこんなふうに見えるのです。

十分きれいでしょう？
でも、駅から５分ほど歩いたところに高台があるので歩いてみます。

手作りっぽい感じで観光客なんていないです。

振り返ると駅のホーム。
電車は30分毎ぐらいなので、静かなものです。

そして、この高台からの眺めはこんな感じ
裾野が広がって、のんびりした富士山なのです。

ここはわたしの一番のお気に入り。
神奈川県に住んでた時は、近いからよく来てました。

朝家から富士山がくっきり見えてれば、それから出かけても、霞んだりする前にここに着けるもので。
交通費もそんなに高くないので気軽にこれます。
ただし、Suicaは使えないので、神奈川から来る人は切符を買いましょう。

2つ目は東海道線の富士川駅。
名前の通り、富士川の河川敷まで歩いていける駅なのです。

駅からももちろん富士山見えます。

河川敷は運動広場になってて、駅から10分もあれば到着。

目の前に水道設備？
みたいなのがあって邪魔だけど、

でも、それをくぐればご覧の展望が開けます。

さっきの富士岡駅が富士山の南東だったけど、ここは南西です。
でも見た目はあまり変わらないなあ。
きれいな円錐形の山ですから。

3つ目は身延線の竪堀駅。
富士川駅から一つ沼津よりに戻って、身延線というローカル線に乗り換えて到着。
ローカル線っていっても20〜30分毎に電車は来るみたいなので、けっこう都会なのです。

ここは、住宅街の中にあって、駅から歩いてなにかあるわけじゃないけど、駅そのものが築堤上なので、よく見えるのです。

両方のホームにベンチが2つずつあるけど、一つは階段脇の壁のそばで、眺望は無し。
もう一つは線路と平行なので、富士山を見るには体を曲げなくちゃだめ。
わざわざ山を眺めに下りる人なんていないだろうからしょうがないかぁ…

ホームの端までいくと、ダイナミックな山容。
先の2駅より近いからね。

澄み切った空もあいまって、のどかな風景だけど、富士山って火山なんだよね。
そんなふもとにけっこうな数の民家が密集してるじゃないか。

こんな感じで3つの駅を巡っても、3時間もあれば回れてしまいます。
どの駅もトイレがあるので安心。
コンビニもそれぞれ近くにあるので、ずぼらなわたしがのんびりするにはぴったりの場所なのです。

ちなみに、三島や沼津、富士といった大きな駅からも一応富士山は見えるけど、ビルがあったりするので、けっこう残念なことになるかも。

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