二つの場面をつなぐときに、ぱっと切り替えるより、スムーズに切り替えたいですよね。
たとえば、だんだん暗くなって、両場面の境界で真っ暗。その後だんだん明るくなる、みたいな変化のことです。
この場合、いろんなエフェクトを使うと思いますが、境界の前後で変化を対称的にする場合、「キーフレームの逆転」は便利です。
とくにたくさんキーフレームを打った場合。

今回作りたい場面は遠景から近景への変化（10秒）。

00;00: 場面A開始
02;00: 場面Aのホワイトアウト開始
04;29: 場面Aホワイトアウト完了
05;00: 場面Bホワイトアウト状態で開始
08;29: 場面Bが現れる
10;00: 終了

実際は↓こうなります。

そして、どうしたいかというと…

キーフレーム合計4つなので、わざわざ反転する必要はないですが、これは練習ということで。
まずは「場面A」にエフェクトを適用します。
●エフェクト→Transition→CC Light Wipe
そしてCompletion（完了度）は、2;00で0%、4;29で100%に設定します。

これら2;00と4;29のキーフレームを選択して、コピーします。

これで、「風景A」の処理は終わり。
次に「時間インジケータ」を5;00（風景Bの開始）に移します。

タイムライン「風景B」を選択し、ペーストします。
すると「風景A」に適用したエフェクトが適用されます。
でも、このままでは、エフェクトが「風景A」と同じ向きです（ノーマルな風景からホワイトアウトへ変化）。

そこで、キーフレームの時間の流れを逆転させます。
「風景B」のキーフレームを二つとも選択し、以下を適用。
●アニメーション→キーフレーム補助→時間反転キーフレーム

ということで出来上がり。
この機能はPremiere Proにはなかったんじゃないかな〜

Motion 5はできます。グラフ領域表示にして、反転させたいキーフレームをドラッグで選択。Controlキーを押しながらクリックするといろいろ出てきて「時間反転」を選べばOK。グラフ領域を使うこと以外はAEとよく似てます。

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