After Effects (AE) とPremiere Pro (Pr) の違い

このテーマ、基本中の基本ですよね。
Adobeのサポートページにも以下のように解説されています。
After Effects は、素材となるクリップや画像、テキストなどを上下の階層に 「重ねる」 作業に適したアプリケーションです。それに対して Premiere Pro は、クリップを時間軸に沿って 「並べる」 作業に適しています。

■引用:http://kb2.adobe.com/jp/cps/211/211.html
頭では分かったつもりでしたが、最近この意味を身をもって理解しました。


たとえば、Prに短い動画を5本読み込むとします。その場合、
プロジェクトパネルに読み込んだ動画をタイムラインパネルにドラッグします
Pr_1

すると、5本の動画は時間軸に沿って配置されます
Pr_2

これがAEでも当たり前だと思ってました。
で、やってみると
AE_1
ありゃりゃ? 並び方が違うぞ?
AE_2

Prみたいに並べられない… で、無理矢理並べると結局こうなったです
AE_3

AEは素材を時間軸に沿ってつなげるコンセプトではないので、デフォルトの配置が「重ねる」ということなんでしょうね。

たくさんの素材を重ねても余裕のあるインターフェイスだし、作業をしないレイヤーを非表示したり、増えすぎたレイヤーをプリコンポーズしたり、上下の階層をうまくコントロールできます。
これはPrに無い特徴です。

いっぽう、時間軸に沿った作業、例えばプレビューを例に挙げると、AEはメモリに溜め込んでから再生するので待ち時間が発生する。
でも、Prだとリアルタイムなので時間的ロスは発生しない。

そういうわけで、
Prは「並べる」
AEは「重ねる」
の意味するところが理解できたのです。いまさらですが (;´▽`A“


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