AEを買う理由のひとつであるロトブラシを使ってみました。
用意したのは、3秒ほどのアニメーション。
青空をバックに、少女が振り向くシーンです。
切り抜く時間は3秒弱。
1. 絵柄がシンプル
2. モーションが振り向くだけというシンプルさ
3. 少女と青空の境界がクリア
これらの理由から簡単そうですが、結果はどうでしょう?
まずは、ロトブラシ後の動画を「等速」と「1/4倍速」のでご覧ください(21秒)。
紫色の線がロトブラシで切り取られた境界線です。
作業はスタート時点で境界線をきちんと設定すれば、後は自動で境界線を追ってくれます。
で、あっという間に完成…
といけばいいんですが、やっぱりそうはいかないです。(・へ・;;)
たとえば、次の2シーンは派手に境界線がずれてます。
[0;13;40;01]
たぶん、左の前髪の明度が異なる箇所で謝った境界線が認識されて、それが原因で首から下の認識もぼろぼろに…という感じみたいですね。
こういうときは[0;13;40;02]の時点で、修正してから先に進みます。
この動画は1秒=30フレーム(正確には29.97)なので、3秒弱だと90フレーム近くチェックポイントがあることになります。
実際には数フレーム動きがないこともあるので、1フレームごとにチェックする必要はないのですが、本気で細かく作業をするならそれなりの根気は必要かしら。
そういえば、AEを買うきっかけとなった動画は、坊主の兄さんをロトブラシしてましたよね。
ずるいな〜、と思いつつ、アホ毛とかドリル髪だと無理だよなとも思うのでした。